ネットで実名を出せないサラリーマンの皆さんへ

「くっ、俺だって本当は実名で活動したい、だが会社に禁止されていて出来ないんだ、そういう人間の気持ちも考えろ!」

みたいなことを言ってしまう人は、やっぱり会社の奴隷なんじゃないかと思います。

  • 会社の業務を実名ですることを強制される
    • 営業で実名入りの名刺配ったり、社員紹介ページに実名顔写真セットで掲載されたり。
  • 実名出しただけで会社名と紐づけられる状況が発生する
  • 個人の活動を会社の活動と紐づけることを禁止する

という合わせ技で「実名で業務外の活動をすることが制限される」ってことになって、つまり「ネットで実名出せない」という現象が起こります。それを平然と受け入れちゃうのがオカシイんですよ。貴方は人権を侵害されているし、そんなのが当たり前の世の中になったら俺も困るからお前も戦え。

会社が禁止してるのか個人が自重してるのか知らないですが、一般に就業規則に書かれるのは、会社に不利な情報発信すんなとか社名出して副業すんなとか犯罪起こすなとか、そんなのでしょうから「ネットで実名出すな」なんてのは現場レベルの判断でしょう。本当にそんな会社があるのかどうか知らないですし、仮想敵かもしれません。

例えば貴方のハンドルネームがパンチラ太郎であったとして、3歳になる娘の心臓手術のためにネットで募金を集めようとするとしましょう。会社に「実名でネットするな」と禁止されている貴方は、パンチラ太郎で娘のために募金を集めようとしますが、残念ながらパンチラ太郎では不特定多数の人間の信用を得ることは難しいでしょう。あなたは娘の命を救えない。人は時としてネットで実名を出して戦わなくてはいけないときがあるんだ!貴方は会社から重大な権利を奪われている!何で戦わないんだ!!

単に就業時間内に私用でネット利用してるのがバレると困るとかいう人は、どっちにしろバレてるんで、いつでも無能なお前のクビを切れる口実を経営者に与えているだけだ!!転職や独立に有利になるようにどうせなら実名で行動しておけ!!!

僕はどうしているかというと、会社の業務をハンドルネームで行うという方向で戦っています。

オープンソースでない物がオープンソースと呼ばれてきた歴史まとめ

http://twitter.com/mhatta/status/2241748771

そんなのどうでもいいじゃないか。困るのは、オープンソース・ライセンスの下で公開されてないものがオープンソースと呼ばれる、ただその一点だけですよ。それさえなければ後はどうでもいいですよ。

http://d.hatena.ne.jp/ktdisk/20090524/1243154905
http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20070723/1185117376
http://cocoa.2ch.net/unix/kako/1000/10004/1000484092.html

楽天が抱えている問題点その11

楽天への問い合わせ その2

この度の掲載記事に関しては多くのお客様をご不安なお気持ちと
させてしまう内容となっており、まことに遺憾であるとともに、
当社としても到底静観できる状況ではないと考えております。

当該ニュースサイトにつきましては、当社でも確認のうえ、
今後しかるべき対応をおこなって参る所存でございます。

楽天 顧客情報の流出騒動 会社側は一貫無視の姿勢

一部インターネット掲示板を発端として、これに関連した記述が各個人ブログなどに波及したが、楽天側では「事実誤認の大間違い」(広報担当)といちべつ。正式な対応をとる予定もなく、完全無視の姿勢を貫くことで事態が自然に沈静化するの待つ意向だ。

どっちなんだよ。

楽天のサポートに問い合わせた

楽天で商品購入の際に出店者にメールアドレスが通知されるのかということが純粋に気になったので、客として楽天のサポートに問い合わせました。

文面はこんな感じです。
http://gyazo.com/12bdebc38f8412d776836fb5c983a11e.png

まともな回答が得られなければ出店者側に聞いてみるつもりでしたが、サポート担当者からはっきりとした回答が得られました。

お問い合わせの件で、ご心配をおかけしております。

この度、「Gigazine」で掲載されておりました「楽天、利用者の
メールアドレスを含む個人情報を1件10円でダウンロード販売」は
全くの事実誤認でございます。

(中略)

注文のステップ4で表示されておりますお客様の情報
(お名前、メールアドレス、フリガナ、住所、電話番号等)が
[この内容で注文する]のボタンをご利用いただいた時点で、
該当のショップへ送信されます。

何とぞ、ご了承いただきますようお願いいたします。

弊社は楽天の個人情報保護方針にもとづいて
個人情報の取扱いに関して万全の管理体制を敷いておりますので、
お客様におかれましては、今後とも安心してお買い物をお楽しみ下さい。

GIGAZINEの件については聞いてないんですけども、注文の際には該当のショップに「お名前、メールアドレス、フリガナ、住所、電話番号等」が送信されるという回答を得られました。「メールアドレスを秘匿できるようにするシステムの実施」については回答がありませんでした。

そんなわけですから楽天市場で注文をする際に、出店者にメールアドレスは送信されます。実際のところ、楽天にはチンポatマラじゃなくてもう少しマシなメールアドレスで登録してあるんですけど、いずれにせよメールアドレスにマラとか入ってるのが倫理的に考えて良いわけが無いですし、yumichan_love_foreverとかそんな感じの痛いメールアドレス使ってる人は注意した方が良いと思いますよ。

INTERNET Watchの記事について

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/28/23591.html

楽天INTERNET Watchの取材に対して、「現在もクレジットカード情報とメールアドレスを店舗に渡していない」と説明する
(中略)
また、楽天が審査をした上で利用者のメールアドレスを提供していること関しては、「個人情報保護方針に沿ったかたちで、正当な理由と判断された場合は提供することもある」とコメント。ただし、楽天が認める「正当な理由」については、機密なので明かせないという。

要約すると

  • (原則として) メールアドレスを店舗に渡していない
  • (例外的に) 正当な理由と判断された場合は提供することもある(条件は機密)

という内容ですよね。機密なので明かせないと書いてあるので勝手な想像をする方が悪いのかも知れませんが、記事中にGIGAZINEでの報道内容が引用されており、

ただし、月間売り上げ1000万円以上または月間受注件数1000件以上の店舗であれば、メールアドレスについては、楽天の審査に通過した上で、メールアドレスを外部に提供しない旨などを記した誓約書を提出すれば取得できる。

と書かれているため「月間売り上げ1000万円以上または月間受注件数1000件以上で楽天の審査に通過して誓約書を書けばメールアドレスが提供される」と勘違いしている人が多いんじゃないですかね。(実際にそういう勘違いをしたので楽天に問い合わせました)

しかしながら、サポートに問い合わせた内容と照らし合わせて推測するに、楽天が機密なので明かせないと主張するメールアドレスを提供する「正当な理由」というのは「ショップで買い物をすること」です。INTERNET Watchはろくな検証もせずに楽天の言い分をそのまま載せただけで、読者に誤解を与える記事を掲載しているのですから、追記するなり訂正記事を出すなりして、きちんとメディアとしての責務を果たすべきだと思いますよ。

誇張表現について

GIGAZINEのメディアとしての信憑性が下がりすぎていて、皆さん公正な判断が出来なくなってるんじゃないですか。

  • GIGAZINE: メールアドレスを含む個人情報を1件10円でダウンロード販売
  • 楽天の主張: メールアドレスを店舗に渡していない、渡すこともあるが条件は秘密

いずれも誇張表現ですけど楽天のケースの方が悪質だと思います。GIGAZINEの記事は記事タイトルが全力釣りなだけで、spam業者に全アドレスを1件10円で販売なんて書いてないですし、長すぎて読む人がいないってだけで本文中に条件や対象範囲が書かれてますよね。対して楽天の主張は、記事本文を見たって条件が分からないんですし、規約を見てもはっきりしません。

楽天オフィシャルからのお知らせなんて事実誤認としか書いてないですし。
http://www.rakuten.co.jp/help/whatsnew/

これだけ誤解を招く情報がネット上に錯綜しているのに楽天の広報って何の仕事してるんですかね!

はてなでアンケートを取った

http://q.hatena.ne.jp/1243598560

こういう書き込みした後で
http://twitter.com/bulkneets/status/1958479429
http://twitter.com/bulkneets/status/1958885128

twitterから誘導してしまったのでバイアスはかかってると思いますが、このアンケートの結果では、ショップにメールアドレスが知られないと思っている人が20%は居るということになりました。結構な割合の人が「ショップにメールアドレスが知られないと思って買い物をしている」のではないかと想像されます。繰り返しになりますが、チンポatマラとかyumichan_love_foreverとかそんな感じの痛いメールアドレス使ってる人は注意した方が良いと思いますよ。

メールフォワーディング機能について

2005年の時点で、「メールフォワーディング機能」「メールアドレス匿名サービス」というふうに言われる機能が提供される予定だと楽天からのリリースがあります。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050801/165646/

サポートに対する質問で、この部分を華麗にスルーされてしまったのですが、その後のリリースも無いし、現時点では導入されていないと考えるのが自然だと思います。
信頼できるかどうか分かりませんが、出店者向けのリリース情報が転載されています。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/shop/960/1122130979/151
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/shop/960/1122130979/157

利用規約には「その取引に必要な範囲で、お客様の個人データをサービス提供者に提供します。」というのがあって、
http://privacy.rakuten.co.jp/#5

問題になりそうなのって、その取引に必要な範囲にメールアドレスが含まれるのかどうかということですよね。利用規約の解釈としては連絡手段として必要ってことになるんでしょうけども、楽天が出店者と注文者のメールアドレスを知ってるんだから、取り引きの間だけ有効 or その店舗からしか送れない転送メールアドレスを作ってやればいい話で、そういう予定だったのだけども、未だに開発できていないか、開発コストと個人情報流出のリスクを天秤に掛けて見合わないと判断されたとか、店側からの反発があったとか、そんなんで未だに実現できていないのではないですかね。元々店舗側は個人情報の目的外利用を禁止されているはずですし生メールアドレスだろうと転送アドレスだろうと関係ないはずで、商取引に生メールアドレスが必須かどうかとか、そういうくだらないことで言い争うのは、技術者をバカにしてんのかと思いますね。全員死ね。

http://q.hatena.ne.jp/1243598560
このアンケートでは、74%の人が、出店者がメールアドレスを知る必要はないと考えています。

まとめ

  • サポートに問い合わせたら聞いてもいないことを答える & 聞いてることに答えないのコンボ。
  • 注文した際には店にメールアドレスは送信される。利用規約とは矛盾してないが、20%の人が知られないと思っている(はてなアンケート調べ)
  • 出店者がメールアドレスを知る必要がないと考えている人が74%いる(はてなアンケート調べ)
  • INTERNET Watchの記事は誤解を招きやすいので、追記するか訂正記事を出せ。
  • 技術的に可能か不可能かだけが重要だし、根拠もないのに安心してくださいとかナメてんのか。
  • 楽天に出店している店舗が商品注文の際に知ったメールアドレスをspam業者に横流しすることは契約上不可能でしょうけど、技術的に可能ですよね。
  • だから信頼していないし、安心して買い物をしてはない。米は買うけど。
  • 楽天に登録しているメールアドレスは変えようと思う。

ルネッサンス吉田 茜新地花屋散華

茜新地花屋散華 (EDGE COMIX)

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「余録・うなぎまつり」単行本描き下ろし
好きな作家さんが「うなぎには暗いところに潜り込む習性があるんだよ」と教えてくれたのでそれはとてもいい話だと思って書きました。

美人時計の画像ファイルをグリッチしたい!

id:youpyによるGlitchMonkeyというuserscriptがあるのですが、ページ表示後に挿入された画像ファイルに関してはグリッチされないので、DOMNodeInsertedを使って対応してみました。
http://gist.github.com/77891

DOMノードが挿入される度に美人時計の画像ファイルをダウンロードして正規表現による置換を行ってグリッチされます。

http://gyazo.com/86f20b7f80543061e482554ccb330be9.png

「サードパーティのCookieも保存する」をオフにするとGM_xmlhttpRequestでCookieを送らない

先日のエントリでAutoPagerizeが動かなくなったという人が居たので調べた。
同一ドメインならAutoPagerize側でどんなCookie送ってるか分かるので、とりあえずこれで動くようになった。

    var headers = {}
    if (isSameDomain(this.requestURL)) {
    	headers.Cookie = document.cookie
    }
    var opt = {
        method: 'get',
        url: this.requestURL,
        headers: headers,
        overrideMimeType: mime,
        onerror: this.error,
        onload: function(res){
            self.requestLoad.apply(self, [res])
        }
    }

id:swdyh